もうコロナ前には戻らない日本

昨日より素敵な奈良を。
ちょっと先を見据えた話です。

福岡は、コロナウイルスが1年や2年で全くいなくなって、完全に収束するとは思っていません。インフルエンザのように新型コロナウイルスが残る社会を想定する方がいいと思っています。皆さんはどう思われますか?


もしそうだとした場合、、

● 経済はそのまま元には戻らない

というのは、誰もが想像されているシナリオのひとつだと思います。このまま活動自粛や動けない日々が続くと、日本経済は長くもちません。飲食やホテルなど、ダメージを受けやすいジャンルから崩れてきます。そこからの最悪のシナリオは「日本(世界)全体で総崩れ」です。恐慌のような状況がくるかもしれません。

ちょっと小難しい話になりますが、現代の経済は、「全体のバランス」で均衡を保っています。経済、つまり、会社の活動、お金を貸す銀行、政治の税金の歳入歳出。実は結構「繊細」なのです。

企業がたくさん倒産して、次に、給付金や経済政策でお金をたくさん使った政府も倒れそうになる。税収も減る一方で、政府の財政はどんどん苦しくなる。年金などに使うお金が足りなくなる。という流れです。「お金を刷ればいいじゃないか。」ということをいう政治家もいますが、お金を刷れば、必ず円の価値は下がって円安がおきます。やりすぎると物価が短期間で上がりすぎて、生活必需品が買いにくくなる、という悪循環に入っていきます。南米ベネズエラでは、経済が崩壊して生活必需品が不足し、物価が100万倍、1000万倍になったという話もあります。もちろん一気にそこまでいくという話ではありませんが、経済が崩壊し、生活必需品が不足するかもしれない状況で、今はまさしく日本の何本かの柱に同時に亀裂が入っている状態なのです。


(詳しい人向けでいくと、自国で通貨を増刷できる場合、国の借金がいくら増えても問題ない、という現代貨幣理論、MMT理論は、ある程度を超えるとバランスを崩すことは目に見えています。かならず経済はおかしなことになります。自由競争経済でそんな都合のいいことがあるわけがないのです。日本が独裁国なら話は別ですが、、)


●「悪くはない」では止められないほどの悪循環。「ものすごくいい」だけが生き残るための条件

そうなると、最終的に日本経済は、全体的に大ダメージを受けて、最悪の場合経済の崩壊、というシナリオをたどるかもしれません。そう思いたくはないですが、そのシナリオがリアルに近づいてきています。そうなった場合、他自治体と横並びでやっていればOK、ということではまったくなくなるのです。つまり、「普通よりはいい」「悪くはない」では止められないということになってしまいます。福岡としては、最悪のシナリオをたどった場合もあらかじめ想定して、「ものすごくいい」を今から目指していきたいのです。その最低ラインを「奈良いち」奈良で一番。という標語にして掲げています。気持ちは「日本いち」レベルです。

●今まで通りのやり方では絶対にダメです。

本来は、政治家や行政が今こそ、勇気のある抜本的な施策に踏み切っていく必要がありますが、今の事態に振り回されていて、本当の先行きまで考え切って動けている政治家はほとんどいません。右にならえ、の策しか打てていないのが実情です。また、今の状況でポイントを稼いで、選挙戦略に利用しようとしている節すらあります。結局、その程度の覚悟で政治家をしている人たちも多いのが現状です。福岡はそうなりたくはありません。感染拡大を止める活動はもちろん、その先を見越して、各々でできることを考えていく必要があります。こういう時こそ、戦略部門では特に「長期の展望」が重要です。


●常識が常識でなくなってしまう今こそ、団結して変わらなければいけない時です

全ての活動や習慣を見直す時だと思います。市政から、変えていかねばいけないと感じています。抜本的に全部見直していきたいです。そのためのチームも組んでいきます。具体的な策を考え、これから提示していきたいと思います。長期策なので、少し時間がかかるかもしれません。福岡もここからさらに猛烈に勉強して、力をつけていきたいと思います。皆さま応援、よろしくお願いします。

福岡のりひろ


※画像は本文の内容とは関係ありませんが、こんなご時世なので、気に入った画像などを癒しのおすそ分け的に貼り付けています。

香芝を奈良いちへ!福岡のりひろ

香芝市長、伊藤塾代表の福岡のりひろです。香芝市を奈良で一番のまちにするために、「奈良いち!」を掲げて、政治に、教育に、いろんな活動に、積極的に、アクティブに取り組んでいきます!